昨晩の米国市場はまちまち。ギリシャ支援の合意はどちらかといえば出尽 くし感となり、一時13000ドルをみたものの、達成感から売り物に押されま した。終盤にはマイナス圏に転落する場面もありましたが、引け際には値 を戻し小幅プラスとなりました。イランが仏・英への原油輸出を停止との ことから原油価格が上昇、エネルギー株が買われたことがダウ平均の値を 保たせた感じです、ナスダックは下落となっています。 これをうけての日本市場ですが、昨日レベルでの値動きとなります。9470 円でスタートした後は、9440円まで戻しますが、再度値を戻し9450-9470円 での値動きとなります。現物前場終盤には9490円をつけ、そのまま現物前 場の取引を終了しました。 後場になると円安を背景に一気に動意づき、あっさりと9500円をこえて、9 560円と月曜の高値を目指していきます。 東証1部の騰落数は、値上:1492銘柄、値下:123銘柄、不変:55銘柄と全面高 症状。為替の80円突破が起爆剤となった形です。 個別銘柄は、ほとんどのものが上昇ですので、特に言うこともないのです が、目立ったところでは原油価格の高騰を背景に、国際帝石、石油資源な どの原油関連銘柄が値を飛ばし、主力輸出銘柄もしっかりとした動きとな りました。 とどまるところを知らない上昇となっていますが、オーバーシュート状態 は変わらずですので、引き続き警戒しながらということになります。 あせって高値を掴まないように注意すべきところです。
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