なんか、夏休みの宿題みたいですが・・・

川上健一の『翼はいつまでも』を読みました。
青春という言葉を色にしたら、こんな色になりそうな
小説でした。クサイけど。

中学生の頃っていろんなコンプレックスの塊で、
だけどこれから先の可能性に妙な期待を抱いてて、
私自身あれこれ悩んでは、しょーもない喧嘩とか
していた時期でした。

野球少年が主人公の小説は嫌いじゃありません。
女の子だった私じゃわからない、男の子特有の感性が
すごくストレートに伝わってくる気がするから。
サッカーとか、バスケとかじゃ伝わらない気がする。

あの頃の、同級生の心の中を覗かせてもらった気分です。
こんな風に考えていたんだろうなって。
きっと私はこの主人公を知っているって気がします。

十和田湖は15年程前に訪れたことがあります。
本当に澄んでいて底のほうまで見えて、特に朝が美しい。
夏でも空気がひんやりしていて、遠くまで見えるのです。

そんなきらきらした印象が、最初から最後まで続きました。
当時の、思い出すのも恥ずかしいような、でもかわいいって
思えちゃうような同級生たちの姿を重ねつつ。

親の世代の話なのに、すごく新鮮でかつ懐かしかったです。