「守ってあげるからだいじょうぶだよ」と言いたい。 | 絵本作家・キャラクター作家 松本えつを | バンザイ日和(えつろぐ)

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えつ魚(etsuwo)の公式ブログ。ネガティブ思考なりに夢を叶える強制手法から作品の題材まで。

まだ小さい息子に、

「地震も放射能も来ないからだいじょうぶだよ」

と言うことはできないから、せめて、

「地震や放射能が来るかもしれないけれど、
守ってあげるからだいじょうぶだよ」

と言いたい。

けれど・・・
守ってあげられるんだろうか。

本当にこの手で、守れるんだろうか。





地震も震度5強止まりで、
放射能漏れの避難地域でもない東京に住む自分が、
こんな不安を抱く。

だとすると、

地震にも津波にも襲われ、
福島原発事故の影響で避難を余儀なくされていて
小さな子を持つ母親が抱える不安は、
どれだけ大きい?



不安をあおるな! とか、
風評被害を助長するような情報を拡散するな! とか、
自分ばかり生き残ろうとして買い占めをするな! とか、
政府はいろんな形で国民に言うけれど、

公式の情報は信用できない。
不安でいっぱい。
そんな中で子どもを育てていて、
必死に家族を守ろうと周囲に注意を喚起したり、
物を手に入れようとあがいたりすることの、
どこに非があるのか。
人間であれば、
そんなのあったりまえの心理じゃないか。


と、わたしは思う。



だからといって、
政治家ではない一般市民が個人で
そういう感情を訴える方法は至極限られている。

・しっかり情報収集してかならず投票する
・ソーシャルメディアで意見を延べる
・ご意見箱に意見を投じる
・署名活動やデモに参加する

ほかにもあるかな。

今朝、いくつかの団体に署名した用紙を郵送した。
内閣府のご意見箱に投稿した。

それだけで、ちゃんと届いて国の方針が変わる
という確証はない。
だけれど、可能性が少しでもあるなら、
思っていることを表現しないと、と思った。

ほかになにができるだろう。



内閣府原子力委員会ご意見箱
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/tyoki/tyoki_oubo.htm



1ヶ月後も、2ヶ月後も、
1年後も、5年後も、
忘れないよ。今の気持ち。

政治が変わらないなら、
ずっと、続けなければ。

風化させてはならない。