2月27日(入院5日目)
夕方病院から連絡。
腎臓の機能が落ちてるとのことで、急遽透析をしたいと。
急いで息子と病院へ向かいました。
先生からお話を聞き、既に透析の準備は始まっていて、私が同意書にサインするだけになってました。
ただ、意識が朦朧としていて、自分がどんな状態でどこにいて、何をされているかわかっていない状況だと思うから、鎮静剤を射ちますと。
たぶん暴れますって言われました。
透析が始まったらお会いできるので、お呼びになるまで待合室でお待ち下さいと。
あの温厚なパパが暴れる?
処置に入る先生に、お願いしますと言い、待合室で息子と待っていました。
息子は携パパの携帯で動画を見ていて、私はいつ処置が終わるのかと落ち着かずに待っていると。
かすかにですが、誰かの声が聞こえたんです。
叫び声ではなく、子どもが嫌なことをされて怯えるような声でした。
パパだ。
パパが頑張ってるんだから、耳を塞いじゃいけない。ちゃんと聞かなきゃ……。聞かなきゃ……。
そう思ったのに
やっぱり耳を塞いでしまいました。
何時間たったか覚えていませんが、看護婦さんが来てくれて、お会いできますよと。
本音は会いたくないでした。
でも会わなきゃ。
最後かもしれない。
息子は無理だ。
パパだって今の自分は見て欲しくないと思い、私だけ病室へ向かいました。
「パパ……」
そこには管をたくさん繋がれたパパの姿がありました。元気だった面影はまったくなく、焦点も合っていない、息をしているのがやっとのパパ。
パパ、来たよ…。
私が来てるという認識はなく、声をかけてもうぅ…んと辛そうに声を出すだけ。
泣くのを必死に堪えてパパの体をさすりました。
ずっと側にいて、声をかけたかった。
だけど待合室には息子が一人で待ってる。
「……パパ、◯◯(息子)が待ってるから行くね。」
息子の名前を出した途端。
今まで虚ろな目で天井を見ていたパパの目に、確かに光が戻りました。
「あ!?」
言葉はこれしか発しなかったけど
『どこにいるの?』と言ってるようでした。
「待合室に一人で待ってるから……帰るね……。」
そう言ったら。
管だらけの体を起こそうとして。
「……じゃあーーー」
って小さく言ったんです。
じゃあ、のあとはきっと
『送っていくよ。』
って言いたかったんだよね。
いつもそうだったよね。
自分がどれだけ辛くても、他の人を優先して。
自分はいつも貧乏くじばっかり引いてさ。
こんな時にも家族想いで。
起き上がろうとするパパを看護婦さんと一緒にベッドに戻し、また来るからと声をかけ、看護婦さんによろしくお願いしますと伝えた時には、もう涙がとまりませんでした。
パパの生きている姿はこれが最後でした。
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