ホテルのバイキングで郷土料理の朝食を戴いてから、本日最初の目的地である宇佐神宮へ訪れるべくJR別府駅へ向かいます。 過去に九州の観光地や温泉地はほぼ訪れましたが宇佐神宮へは行ったことが無く、八幡神社の総本宮で有る事や、伊勢神宮に次ぐ日本で二番目の格の神社である事も知りませんでした。 何事も調べてみる価値があります。

 

特急券を購入してパスモでJR別府駅に入場。プラットホームの駅名標のデザインが気に入りました。

 

宇佐駅は、JR特急ソニック博多行きで2駅です。

 

JR宇佐駅。

 

路面バスに乗って7~8分程度で宇佐神宮に到着です。 ここでは観光ガイドさんを予約していました。 観光地では効率と学習を兼ねて可能な限り現地ガイドさんを頼みます。

 

駅ですが、かなり以前までは宇佐神宮駅があり蒸気機関車が停車していたそうで、車社会になった事や神宮敷地の大規模な区画整理により廃駅になったそうです。 その蒸気機関車も展示されていました。

 

鳥居。

宇佐神宮の鳥居の数え方は一般的な数え方とは異なり、外側から数えるのではなく一番内側の上宮の門を一の鳥居として数えるとの事。また、通常鳥居に付いている額束と呼ばれる神社の名前が記載されている額は付いていません。理由を伺いましたが、そのような様式との事(^^;。

 

 

由緒。3神がお祭りされています。

 

 

広い境内には美しい池や橋、能舞台が。 心が洗われます。水面に映る木々の美しい事!

 

 

 

満開の藤の花がより一層風情の有るお庭に。

 

3か所の御霊水(湧き水)と同じ区画内ですが、3神の内の八幡大明神(応神天皇)が降臨されたと言われる場所に石が敷かれています。 因みに、3か所の御霊水は井戸のようになっていて今は上から蓋が被されています。湧き水との事ですが結構濁っていました。お水を汲めるひしゃくが設置されていますが、飲めない(または自己責任)とガイドさんはおっしゃっていました。


 

亀山神社を経て、、

 

一の鳥居を経て、、

 

上宮をお参りします。

 

3神が祭られています。

 

 

 

御神木の大楠。

 

境内からは、宇佐神宮に祭られている3神の内の比売大神(3女神)が降臨された御許山を拝むことが出来ます。


 

さて、上宮をお参りしてから、以前は上宮へは立ち入れ無かった一般庶民が拝んだと言われる下宮へ向かいます。

下宮境内の兆竹(さましだけ)。

 

下宮。3神の配置は上宮と同じです。左から八幡大神、真ん中が比売大神、右が神功皇后(神功皇后は八幡大神である応神天皇のお母様)。

 

 

祓所

 

八坂神社。神社の隣に建っていたお寺を守るために祭られた神社との事。

そもそも宇佐神宮は神仏習合の先駆けだそうで、今でも神主さんとお坊さんの合同際が執り行われているそうです。(以前京都の高尾3寺を巡った時に神護寺で神仏習合のお祭りに遭遇したことがあります。そういえば、神護寺の山を登って行った山奥に和気清麻呂のお墓が有りお参りしました。宇佐八幡宮も清麻呂が勅使として信託を賜る等の深い繋がりがあり、非常に感慨深い思いがあります。)

 

その八坂神社の隣に存在していたお寺(弥勒寺)ですが、残念ながら解体されてしまい、今は敷石のみが残っていました。

 

この後、”一生に一度だけ願いをかなえる”という願掛け地蔵さんへもお参りに行きましたが写真を撮り忘れました。 2体のお地蔵様は、それぞれ黄色とピンクのカラフルな雨合羽をお召しになっていました。

 

いよいよお参りも終盤です。

こちらは勅使のみが通れる橋。

 

こちらはかつての表参道ですが現在は西参道となっているそうです。

夕方になると、参道向こうに沈む夕日が見事なんだそう。さぞかし神々しい事でしょう。

因みに、かつては現在の鳥居の手前両側にある丸い敷石の上に鳥居が建てられていたそうですが、太平洋戦争時の金属類回収令により接収されてしまったそうです。

 

さて、お寺は取り壊されましたが、仏像だけは何とか移されたそうです。 これこそ八坂神社のご利益なのかもしれません。 

宇佐神宮を後にして(と言っても目と鼻の先に安置されている)、金箔が美しく、らほつのブルーも鮮やかなお仏像を拝んで、3時間に及ぶ宇佐神宮のお参りが終了しました。

 

 

この後、有名な中津の唐揚げの売店で揚げたての唐揚げを4個買い(これが柔らかくて、味がよくしみていて美味しい!)、ガイドさんと2個づつ分け合い、宇佐神宮とお別れしました。

 

そして、”う~さ~” と何とも可愛らしい声のアナウンスを聞きながら帰りの大分行き特急ソニックにの乗り込みました。

うさをローマ字表記するとUSAですが、アメリカの国旗にも見えるロゴが、、、