東京国立博物館の最澄と天台宗のすべてを予約していました。同じタイミングで国立科学博物館で大英博物館ミイラ展が開催されている事を知り、最澄の予約の2時間半後に予約を入れました。本当に久しぶりの博物館のはしごです。

博物館がある上野駅には予約時刻のかなり前に着いたので、博物館とは反対方向の西郷さんの銅像を見てから上野公園をぶらぶらしようと。

 

ポカポカ陽気で上着はいりません、素晴らしいお散歩日和です。 空も真っ青で美しい!

 

 

西郷さんの銅像から程近くに東叡山寛永寺があり、ついでと言ってはなんですがお参りしました。全く意識していなかったのですが、東の比叡山の位置づけという事はこの後の最澄と天台宗のすべての展示会で知りました。しかも寛永寺の秘仏が御開帳されていて、何たる偶然!

 

清水坂と清水の舞台を模した舞台。

 

 

 

その後、上野公園を横断しながら上野大仏をお参り。

この中にはお観音様が。

 

 

そして、上野大仏。今はお顔だけが残っているそうです。

 

 

鐘。

 

 

思いがけずお参りを終えてそろそろ予約の時間が近づいて来ました。

博物館へ向かいます。

 

 

今は30分毎の予約制なので、以前のように入口の前に大勢の人が並ぶ事は有りません。

 

 

根本中堂の内部が再現されているコーナーは写真OKでした。灯篭の中に最澄以来1200年途絶えたことの無い火が灯っていて、毎日お坊さんが油を注いでいるそうです。

 

私は、知人がプランしてくださった比叡山延暦寺僧坊の3日修行に参加した事があり、根本中堂にも訪れました。千日回峰行のルートも夜中~朝にかけて歩いたり、座禅、写経、お坊さんの説法を聴いたりと、本当に貴重な経験をさせて戴きました。”悟りを開くことは諦める事”という言葉は一生忘れないでしょう。

 

 

さて、国立博物館を後にして、次なる科学博物館へ。

入って気づいたのが、先ほどの最澄展はご年配の方が多かったのですが、こちらは若い方やカップル多く、成程と思いました。

もう35年以上前にエジプト旅行へ行きました。クフ王のピラミッドの中に入ったり、カイロ美術館でツタンカーメン王のマスクを見たり、そしてレオパトラに所縁のあるアレクサンドリアにどうしても行きたくて現地でバスのチケットを買って数時間かけて行きました。持って行ったカメラのフィルムのセットがズレていて、アレクサンドリアの写真は1枚もありませんが、すばらしい思い出として残っています。