私はどうも同じ本を一気に読めない性格のようで、だいたい数冊の本を平行して読んでいます。今現在は、空海の風景(司馬遼太郎)、龍樹(中村元)、ひとり暮らし(谷川俊太郎)、春宵十話(岡潔)を読んでいます、その合間に?スピノザのエチカは繰り返し読みます。
読みが遅いのは、ひとつにまずはネットで作家を必ず調べる事と、例えばひとり暮らしという何のことは無い短いエッセーですが、”フレデリック・デリアス”作曲の”春はじめてのカッコウを聞いて”というのが書いてあったりすると、Youtubeでその曲を聴いたりしているので読みが遅いのです。 岡さんと小林秀雄さんの人間の建設という対談は非常に短いですし面白く一気によみましたが。
それから以前明恵の本(河合隼雄の明恵夢を生きる)を読んだ際には明恵が開いた高山寺へどうしても行ってみたくなり、高山寺を調べていて世界遺産として登録されている事や、鳥獣戯画が収められていたお寺だったこと、お茶が中国から伝えられて初めて茶園が作られた事などを後から知ったりするわけで、どうも、私の癖としては、本を読むだけでは無くて何かしら自分の行動に結びつけている気がします。 高山寺は私が大好きなお寺の一つであり、明恵の本を読んで以来、数年で2回訪れました。それから、私のお寺好き、しかも山寺好きはたぶん私の母がお寺の一人娘だった事から来ているのではないか、と最近思っています。
こちらはGWに訪れた高山寺。 紅葉が素晴らしいらしく、いつか紅葉の季節に訪れたいと思っています。今では高山寺を含めた高尾の3つの山寺が私にとっての心の故郷です。
それから、また自由に海外へ行けるようになれば、スピノザが生まれてから無くなるまですごした各国・都市も訪れたいと思っています。
その前に、ヤングジョッキーで初めて聴いたレゲェ発祥の地、ジャマイカには是非行かねばと思っているのですが(^^;。
