羊や安らかに草を食み/宇佐美まこと

 

 この本を選んだ理由

本の雑誌「ダ・ヴィンチ」を美容院で読んでいたら、出てきた本。

一人の老女の人生を振り返る。。というような書評をみて読んでみたくなる。

女性、もうすぐ50歳。まだ自分の人生を振り返ったことはないが、何となく、もっと年をとってそして何をどう考えるのか、自分の人生を振り返るってどういうことか、に興味をもつ。

 

 読んだ感想

最初は読むの辞めるか?と思ったが、途中から主人公の老女の過去の人生と現在を平行して書かれるようになったところあたりから、どんどん読めた。

戦争時代の辛い経験が描かれているのだが、やはり戦争は誰にでも辛すぎる。自分はその時代にいないし、傷みはわからない。でもやはりそうあってはならないと思う。

老女にとても仲のいい友人がいて、一緒に旅をするのだが、そういう友人が私にはいるのか?と今の自分の人生を考えてみたり。

老女の戦争時代(当時10歳くらい)の気持ちの持ち方がとても印象的でした。

生きるために強くなる、とか、仕方ないから嫌でも誰かに頼るとか。なかなかできることではないことをやること、今の時代でも日々、出くわすこと。自分が恵まれているとかではなくて、この少女の気持ちを見習いたいと素直に思った。

 

 

 友達と旅行

友人と旅行は過去にも経験がある。ただ、今一緒に旅をする、となると個人的にはあまり気が乗らない。旅行好きでもないし、そこまで一緒にいられる(相手が私といたいかという面で)友達はいるだろうか、と思う。

1泊ならよい。ただ、どこそこを回ってとか、そういう風になると何となく行きたいところ、食べたいもの、使う時間などが合うとは思えない。そう、私はわがままです。

だからこの物語の老女たちがうらやましかった。

皆で楽しく旅して、昔の辛い思いでとかを共有することで大変だったと思うが、それでも一緒にいられるのはすばらしいと思う。

今後、もっと年をとって、時間ができて、何をしようかというときに、そういう友達ができるといいなぁ、と思う。今は、やることありすぎてそんな時間がないけど、そういうことができたら、きっと楽しいのだろうなぁと思う。

お友達は、やはりいないより、いた方がいい。と思う。