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月の呼び名

お料理やさんのお品書きに

睦月

とありました。

ああ、そうだ、1月は、睦月というんだった、きれいな名前だなあ、、、と。




西暦では、第1の月、という意味で、「1月」。

「睦月」は、

年の初めに、一族が一同に集って宴をする「睦び月(むつびつき)」という意味から来ている、

というのが有力だそうな。



そういえば、10月は「神無月」と呼ばれるが、

これは、この月に、出雲大社に全国の神様が集合するので、(縁結びの全国会議?!)

出雲以外に神様がいなくなるため、このように名付けられたとか。。。


しかも、なんと出雲では、 10月は「神在月」(かみありづき)というらしい。




諸説いろいろといいながら、

数を数えるためだけでない、「暦」という考え方は、なかなか素敵ではありませんか?




そして、来月は

如月

です。

日本語はきれいですね。

土地の力

建築は、地面の上に建ちます。


軽く見せたい、とか、浮いているように、とか
なにか地上と離れたいというさまざまな欲望はありますが、

現実は、とにかく、土地です。


自分たちがつくるものより、もっとずっと遠い過去からの時間を
たたえている土地を扱うというのは、とても慎重なことです。




工事は「地鎮祭」から始まります。
多くは神主さんがやって来て、土地の神様にいらしていただいて、
工事の無事を祈り、おさめます。


その時に神主さんの発声する「神様の声」

地から這うような、というと怒られそうですが、
低く地をならすような声。


実は、その土地に生きている生き物たちに、

もうすぐ土をいじるよ~今のうちに避難してね~

という、サインだそうな。



だから、
地鎮祭をしても、少しの間、工事しないなあ、、、と思うことはないです???

それは、サボっている訳ではなく、
土地にいた虫たちが避難する時間を、とっているのです。


またそんな、、、とおっしゃるかもしれませんが、
土を耕し、杭を打ち、柱を建て、というのは、そんなに簡単なことではないので、

昔から、工事にたずさわる者たちは皆、
謙虚に安全を祈願し、慎重に土地に接するようにしているのです。




2003年に、京都で建物を建てることになった時に、土地の方に言われました。


京都は鞍馬が火の神様で、貴船が水の神様やから、
工事の前にお参りしといた方がええよ、

と。
年末のことです。



来年の工事に向けて、じゃあ、行こうじゃないかと、
ゼネコンの設計部の方と一緒に、まず行きました、鞍馬へ。
(正確には鞍馬温泉だったような気も・・・笑)

その年、雪が降りました。

明けて次の日、真っ白な雪景色。


雪だろうがなんだろうが、とにかく、火の神様です。
鞍馬神社にお参りし。。。


そこにあった標識を見て、貴船神社へ、行けるよ、と。
ああ、そういえば、抜けられるよ。



無謀にも、行きました。水の神様のところに行かねば。



どれくらいで抜けられるのか知る由もなく、
てくてくと、降り積もった雪道を、歩いて山を越えました。
40分ほど。
しんしんとした静かな白い世界の中を。


着いた!!!!!
貴船神社。



火の神様と水の神様にご挨拶できたから、きっと大丈夫。

冷えきった身体を、ぼたん鍋で暖めつつ、
やることはやったと妙な達成感を覚えています。



そんなことしなくても???



いいえ、決してそんなことはないのです。

なぜならば、そこに永らくいたのは、「彼ら」だからです。
自分たちはまったくの新参もので、かつ、たまさかの繋がりで、その土地に関わるのですから。。。



「土地の力」の方が、圧倒的に強い、と思っているのです。

2011年の「課題」

10代、デザイナーを目指し美術大学の受験勉強、すなわち、

デッサン、にひたすら打ち込んだ日々がある。


ある形を組み合わせて構成して描くという「課題」に対して、

頭の中で立体を構築し、それらを構成し、光をあてて陰をつけ、、、

(もちろんブツはない)



キャンバスに描く。



しかも「美しい」ことが絶対条件。



美しいって、形の把握って、光と陰。。。

誰がどれを正解と言えるだろう。どれが世界一だと決められるだろう。

ぐるぐると解なき問いと闘う日々。



正解のない問題に向かって悩み、研鑽を積んだのは、

今となっては、1000本ノックのような、基礎力の賜物である。




新しい年が明け、

自分で自分に「課題」を課して、また描いてみよう、と思い立った。

少し年をとり、知恵がつき、「うまく」こなせるようになってしまった自分に、

改めて解なき闘いを課してみよう。



「円と正方形」

2011年の自分の課題である。



このふたつを接しつつ、構成して描く。

???

思い浮かびますか?



どんなものができていくか、ゆくゆくお見せします。

我こそは!という方は是非。