荒木経惟の恋愛論 | エトワールのささやき

エトワールのささやき

エトワールは、自分自身が住む世界は、タロットカードでできていると思っています。タロットカード78枚のなかには、天も、地も、人も、木火土金水も、春夏秋冬も、東西南北も、色も、空も、存在します。この宇宙そのものです。

荒木経惟さんの本を読んでいたら、「愛」について書かれた章がありました。そこにはこう書かれていました。この方の写真の本質は、こういうところにあるのだと納得します。そのうえで、この方の写真を見返すと、今までと少し違う印象を受けました。


この方は、人生や恋愛の本質をよく知っている方だと思います。少し長いですが引用させていただきます。知っている限り、世界中のどんな著名な文学者や哲学者のものよりも、その本質を正しく示しているよい内容の言説だと思います。



さあ、恋をしよう


恋は小さな不幸の始まりだ


愛とは心を縛ること


愛と憎しみは対照じゃない


愛の中に憎しみは入っている


愛には、いろいろな意味がある


ピュアなものだけが愛じゃない


近寄るタイミングもいる


去り際のタイミングもいる


絶妙じゃないといけない


ここが、憎まれるか、愛されるかの分かれ道


難しい・・・


愛は、ゼッタイに伝わらない


愛しい気持ちがなかったら


向こうの愛しさはでてこない


要するにアングルだ


物の見方


相手の一番素敵なところを探せ


人間にはプラスもマイナスもない


とにかく誰かが必要だ


幸せって、案外ひとりじゃ気がつかない


幸せは、甘い哀愁がないとダメ


バンザイというには声が小さい


手を下げるには声が大きい


いつでもどこでも


しょっちゅう写真を撮っている


ずっと見つめていたい


それが恋とか愛とかいう行為なのかもしれない