田中長徳氏は、日本の写真家・カメラ評論家です。
東京都生まれで、日本大学藝術学部(日藝)写真学科を卒業しています。同期にカンボジアで亡くなった一ノ瀬泰造氏がいます。大学在学中から、ニコンサロンで学生としては初の個展を開催しています。大学卒業後、ウィーンへ滞在し、同地で、地道な撮影活動ののち、1980年に帰国します。その後は文化庁の公費派遣芸術家としてニューヨークにも滞在していました。カメラをテーマにしたエッセイが中心で、ライカのような歴史あるアナログカメラとデジタルカメラの両方に造詣が深く、その評論は、分かりやすい優れたものが多いといわれています。
「さらばライカ」は、2005年7月11日に廣済堂から発刊された本です。 デジタルカメラの使用を勧めたもので、今、読んでも、非常に参考になります。
当時、「800万画素はいらないのではないか、500万画素で実用は十分である」という記述には驚きます。
やっぱり今の大衆版デジタルカメラをもう少し使ってみようと思います。