メールマガジンは続けていたものの、このブログの更新をずっと怠っていました。
でも、今回あるきっかけで反省しましたので、掲載していなかったものをどんどん
載せていきます。一気に50回分くらい上げますので行間が詰まったままですが、
その点はご容赦ください。 2011年10月21日 黒崎
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◆【旅のものがたり】
株式会社いい旅ホームページ http://www.etours.jp
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2011年5月6日号
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おはようございます。株式会社いい旅の黒崎です。
「旅のものがたり」は、素直な好奇心で、先入観なく世界や日本のことを
楽しもうと始めた企画です。雑学や話のネタとしてお楽しみください。
題材は基本的にいい旅のツアーから選んでいますが、時々日本の話や旅と
は関係ない話も登場します。
それでは早速、今回のものがたりをご紹介しましょう。
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【第83回】
「神様の畑」
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むかしむかし、高い山のてっぺんに街がつくられました。
なぜわざわざそんな場所につくったのかは謎でしたが、最近では、太陽の神
様をまつるためだったと言われています。
とにかく少しでも高く、神様に近い場所を選んだのでしょう。建物には太陽
の位置を調べる役割を持たせ、人々は神様に祈りました。
街は2つのエリアに分かれ、人が住む場所と、作物を育てる場所がありました。
平らな部分には建物を建て、斜面には畑をつくりました。
石垣によって区画整理された段々畑はどんどん増え、頂上から麓に向かって
延びていきました。
とにかく少しでも多く、収穫を増やしたかったのでしょう。狭い場所にまで
きっちり石垣が組まれ、畑が作られました。
中にはどう見ても狭すぎる区画がありましたが、ちゃんと理由がありました。
その作物は、永らく彼らの主食と考えられていましたが、実は神様に捧げる
ものでした。
そのため、明らかに無理があるほど狭い場所でも、神様のために畑をつくっ
たのでした。
ペルーの山奥にある空中都市、マチュピチュ。
神様のために植えられた作物は、中南米を原産地に持つ、トウモロコシでした。
古くからこの地では、トウモロコシそのものが神様であったり、トウモロコシ
から人がつくられたとする考えもあるそうで、収穫されたものは主に酒に加工
され、儀式に用いられたようです。
街を築いた人々が暮らした頃には、天に向って連なる段々畑に育ったトウモロ
コシが風に揺れ、さぞ壮観な眺めであったことでしょう。
今はもう見ることはできませんが、もし「アンデネス」と呼ばれる段々畑を
ご覧になった際には、そんな風景を思い描いてみてはいかがでしょうか。
▼ハカセの..もうちょっと知りたい!
※トウモロコシはイネ科の植物で、世界三大穀物(小麦、米、トウモロコシ)
のひとつです。
現在の生産量は世界中で年間6億トン、4億は飼料、2億が食料として用いら
れていますが、近年ではバイオエタノール燃料の原料となり、バランスが崩れ
つつあります。
原産は南北アメリカで、中米で栽培化がなされました。大航海時代にヨーロッ
パに伝わり、アフリカ、アジアへ伝わりました。
現在アメリカで世界の4割を生産しており、日本は最大の輸入国だそうです。
▼オマケの話
※マチュピチュを築いたのは古代インカ帝国といわれますが、「インカ」と
いうのはケチュア語で王を指す言葉で、この地を占領したスペイン人がつけ
た名前です。
いくつかの地域を統合してケチュア族がつくった国の本来の名前は、「タワ
ンティン・スウユ(4つの国)」というのだそうです。
古代インカ人は身長が低く、平均身長は男性で157cm、女性は145cm
ほどでした。
けれど体は頑健で、高地に暮らすため肺活量は通常人の30%増し、心拍数が
少なくて血液が多く、酸素を運ぶヘモグロビンは2倍ほどあったといいます。
▼これであなたも物知り博士
「CORN(コーン)という語は、もとは穀物全般を指す言葉だったそうです。
現在はトウモロコシを指すようになっていますが、まだCORNといえば穀物
のこと、という国があるそうです。それは?」
A.アメリカ
B.オーストラリア
C.イギリス
答え:イギリス
CORNは現在、北米、オーストラリアなどではトウモロコシを指すようにな
りましたが、イギリスでは未だに穀物全般を指し、トウモロコシのことはMa
ize(メイズ)と言うそうです。
▼編集後記
トウモロコシでつくられたお酒は「チチャ」と呼ばれ、酸味の強いブドウジュ
ースといった味だそうです。作りっぱなしで発酵を止めないため、飲み頃を過
ぎると酸っぱくなり過ぎて、とても飲めなくなるそうです。飲用にもしました
が、主に儀礼用として使われました。
腐るとなくなってしまうジャガイモと比べ、トウモロコシは芯の部分が残りや
すく、後世の調査でよく発見されました。
そのためアンデスの人々の主食はトウモロコシだと思われていましたが、実際
にはジャガイモをメインにしていたのだそうです。
▼ものがたりに学ぶ、今週の教訓
「目に見えるものが、真実を示すとは限らない」
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
★次回 旅のものがたり
「永遠の謎かけ」(仮)
それでは、次回の「旅のものがたり」をお楽しみに!
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「旅のものがたり」
発行者:株式会社いい旅
執筆 :黒崎 康弘
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