先日行って来た、スリランカからの話題です。
決して自慢できる行動ではないのですが、ご参考までにどうぞ。
スリランカ出張の2日目、朝食を食べて時間にゆとりがあったので、コロンボのヒルトンホテルの周りを散歩しました。
ライフルを持った陸軍兵士の詰め所(交番みたいなもの)がすぐ側にありますが、2009年に内戦が終結したため兵士の顔はリラックスしています。
しばらく歩いて気が済んだのでホテルに戻ろうとすると、途中で一人の男性が寄って来ました。
私を昨夜ヒルトンで見かけた、自分はヒルトンホテルの受付で働いている、日本に行ったことがあり日本が好きなので自分の国を紹介したい(でも全部英語)、といったことを一気にまくしたて、満月のお祈りの前なので面白いものが見られる、象もいるから案内すると言います。
約束があるからいい、と言っても、自分も30分後にはヒルトンに出勤しなければいけないからすぐ戻るし心配はない、お金をかけさせるつもりもないしほんの2分だからと言います。
明らかに信じてはいけない内容なのですが、ついどこまで本当でどこから嘘なのか興味が沸いてしまい、本当に少しだぞと念を押して歩き出しました。
するとスリーウィーラーがスッと近づいてきて、彼は当然のように乗り込もうとします。
これがタクシーなら絶対乗らないのですが、ドアがないのでその気になれば逃げられるし、前の夜に車で周囲を走っていたので遠くへ行かなければ戻れると踏んで乗り込みました。
彼が言ったことは概ね本当で、5分(2分ではない)ほど走ると寺に着き、子供達が集まって熱心にお祈りをしているし象もいました。
普段は入れないという(事実は不明)場所にも入って、写真を撮れ撮れと急かします。
寺の名前を聞くと「ブッダハウスだ」とのことでした(お寺には靴を脱いで入ります)。
帰りも同じスリーウィーラーが待っていて、乗ると宝石の話などを始めたので、興味がないと伝えて帰りを急がせました(この間約15分)。
最後はどうなるのかと思っていると、ヒルトンの手前で止まり、ドライバーが振り向いて4000ルピー(約2400円)だと言います。
高すぎると言うと、スリランカに来たばかりで知らないだろうけどこれが相場だから、自分と2000ルピー(約1200円)ずつ払おうと言います。
もちろんいくらかは払うつもりで乗った話ですが、あまりに見え透いている上に無茶なので突っぱねました。
相場は知っている。払わないとは言わないが500が最大だ。4000が正当だと言うならあなたが一旦払え。一緒にヒルトンに帰って、フロントのスタッフが正当な金額だと言えば残りの1500を払う。
そう言うと、少し考えて渋々500を受け取りました。
そして仏頂面で降りていいと言ったので私が降りると、スリーウィーラーは彼を乗せたまま走り去りました(おーいヒルトンへの出勤は?)。
後でガイドに聞いたところ、500なら相場程度なので良かったとのこと。
でも寺の名前はてんでデタラメで、本当はガンガラマという、まるっきり違う名前なのでした。
お寺の入場料が200ルピー(120円)、スリーウィーラーが500ルピー(420円)、以上が540円の小旅行の顛末です。
リッキーと名乗った彼は、きっと今日も旅行者に声をかけて、相棒と一緒に小遣い稼ぎをしているのでしょう。
後でガイドブックを見たらまるっきり同じ話があって笑ってしまいましたが、話に乗ってしまったことを反省もしています。
もっと危険な目に遭うことも考えられますので、私の話は悪い例と考えていただき、急な誘いはきっぱりお断りください(何と無責任な)。
お祈りをしている
象は本当にいた
初めにヘンな男に会いましたが、ホテルの周りにはこうした人がたくさんいると考えた方が良さそうです。
でもスリランカ自体はとても気に入ってしまったので、またご紹介したいと思います。


