メールマガジンは続けていたものの、このブログの更新をずっと怠っていました。

でも、今回あるきっかけで反省しましたので、掲載していなかったものをどんどん
載せていきます。一気に50回分くらい上げますので行間が詰まったままですが、
その点はご容赦ください。          2011年10月21日 黒崎




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◆【旅のものがたり】
        株式会社いい旅ホームページ  http://www.etours.jp
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2011年6月10日号
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おはようございます。株式会社いい旅の黒崎です。

「旅のものがたり」は、素直な好奇心で、先入観なく世界や日本のことを
楽しもうと始めた企画です。雑学や話のネタとしてお楽しみください。

題材は基本的にいい旅のツアーから選んでいますが、時々日本の話や旅と
は関係ない話も登場します。

それでは早速、今回のものがたりをご紹介しましょう。

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【第88回】

           「消えない炎」


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あるところに、小さな炎が燃えていました。

小さいけれど、たくさん燃えていました。

時には激しく、時には静かに、けれど決して消えずに燃え続けました。


親から子供、またその子へと、炎は途切れることなく受け継がれ、人々の
生活に影響を与えながら長い時を歩んで来ました。


消えない炎は、人々の心の中にありました。

人々の心に燃える信仰心は、決して消えない炎となって続いてきたのです。


心の中の炎は見えませんが、目に見える炎もあります。

それは、一度目にすればまず忘れることのないものです。


その国では、神様の頭から水が流れ出ていると言われ、水は大きな川とな
って流れます。

人々はその川を聖なる川と呼び、そこで身を浄めれば全ての罪が許される
と信じました。

それは、死んだ後も一緒でした。


人が亡くなると川へ運び、川に沈めて清めてから、河原に組み上げた薪に
乗せて燃やします。

そしてその灰は、全てかの川に流されるのです。

そのすぐ横では人々が川に入って身を浄め、子供たちが泳いで遊んでいます。


神様の頭から流れ出て、広大なインドを流れる聖なる川、ガンジス川。


河原にある火葬場では、亡くなった人が毎日荼毘にふされ、その炎は何千年
も途絶えたことがないとされています。


人々の心に静かに燃える信仰の炎は、人生の終わりに聖なる川で、目に見
える炎となります。

その炎はきっと、これからもずっと消えることなく続いていくのでしょう。


ガンジス川の周辺は、細い路地が入り組んでいて車が入れず、行き交う船も
手漕ぎのものがほとんどです。

一度はガンジス川を訪れ、古代から変わらない静かで厳かな川面を、小船に
乗って進んでみてはいかがでしょう。

何か感じるものがあるかもしれませんよ。


▼もうちょっと知りたい!という方はどうぞ↓

※ヒンドゥー教でガンジス川の源とされるのは、破壊と再生を司る神、シバ
です。ガンジス川で沐浴をすれば全ての罪は許されると言われます。

遺灰をガンジス川に流すことができれば輪廻転生から開放されると信じられて
おり、遠くてガンジス川まで来られない場合は支流に流すこともあるようです。

子供が亡くなった場合は火葬せず、石にくくって水葬とします。人生を充分に
過ごせなかったので転生できるように、との配慮だそうです。

※火葬場は複数あり、24時間稼動しているものもあります。遺体は次々に
運ばれてくるので、雨の日も屋根のある場所で火葬が行われ、いつもどこか
で炎が燃えています。

一説には、3000年間炎が途絶えたことがないと言われます。

また、基本的にインドにはお墓がないと言われます。


▼オマケの話

※ガンジス川の水は決して腐らないと言われています。聖なる川の水を持ち
帰りたがる人も多く、川の近くにはポリタンクを売る店が軒を連ねます。

実際には下水も流れ込んでいるのできれいとは言い難い水ですが、努力もあ
って以前に比べればかなり改善されたそうです。


▼これであなたも物知り博士?

「ガンジス川のほとりにはいくつもの寺院があり、毎日2度、日の出と日の
入りにお祈りが行われます。お祈りの名前は?」

A.ダージリン
B.アールグレイ
C.アールティー



C.アールティー

アールティーと呼ばれ、複数の僧が火を掲げて祈りの大合唱を行います。
プージャと呼ばれることもあるようです。


インドといえば、ダージリン地方のダージリンティーが有名ですね。

ちなみにアールグレイは産地や品種ではなく、中国茶や紅茶にベルガモット
で柑橘の香りをつけた、フレーバーティーのことをいいます。


▼編集後記

先日、インドに行ってきました。

日本とは常識の異なるインドですが、今日ご紹介したガンジス川は飛び抜け
ていました。

車のクラクションが騒々しいバラナシの街の、入り組んだ細い路地を抜ける
と急に視界が広がり、河原に燃えるいくつかの炎が目に入りました。

街の喧騒が嘘のように静かで、ガンジス川の対岸には何もなく、砂地の河原
がどこまでも続くように見えました。

夕暮れ時ということもあって神秘的な雰囲気があり、三途の川があるとすれ
ばあのような風景なのかもしれないと感じました。


同行者もその風景には強い印象を受けたようで、皆押し黙って静かにしてい
ました。

ちょっと大げさかもしれませんが、異文化体験というより異次元空間、ある
いは昔にタイムスリップしたようでもありました。

とにかく私にとっては、それくらいインパクトのある場所でした。


ただ、決して厳かなだけの場所ではないことを付け加えておきます。

はっきり言って臭いし、汚い場所です。

神聖さと汚さ、昔と今、生と死、全てがごちゃ混ぜで一緒くたの場所でした。


それでも行ってみたい方はご相談ください。いい旅には航空券、現地手配と
もに、インド旅行のスペシャリストがいます。


インド視察の様子はホームページにアップしてあり、私の体験してきたこと
が細かく書いてあります。いい旅で運営しているホームページですので、ご
興味のある方は安心してご覧ください。

インドの航空会社 ジェットエアウェイズの専門サイト 「ジェットで行こう!」

http://www.etours.jp/go-9w/index.html

ページ中央の、「香港・インド体験旅行記」から見られます。


▼ものがたりに学ぶ、今週の教訓

「小さな非常識なら鼻につくが、大いなる非常識にはむしろ興味がわく。」


最後までお読みいただき、ありがとうございます。


★次回 旅のものがたり

「神様の匂い」(仮)


それでは、次回の「旅のものがたり」をお楽しみに!

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「旅のものがたり」  

発行者:株式会社いい旅
執筆 :黒崎 康弘
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