メールマガジンは続けていたものの、このブログの更新をずっと怠っていました。
でも、今回あるきっかけで反省しましたので、掲載していなかったものをどんどん
載せていきます。一気に50回分くらい上げますので行間が詰まったままですが、
その点はご容赦ください。 2011年10月21日 黒崎
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◆【旅のものがたり】
株式会社いい旅ホームページ http://www.etours.jp
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2011年2月4日号
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おはようございます。株式会社いい旅の黒崎です。
「旅のものがたり」は、素直な好奇心で、先入観なく世界や日本のことを
楽しもうと始めた企画です。雑学や話のネタとしてお楽しみください。
題材は基本的にいい旅のツアーから選んでいますが、時々日本の話や旅と
は関係ない話も登場します。
それでは早速、今回のものがたりをご紹介しましょう。
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【第70回】 たべものがたり編
「名もなき料理」
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ある暑い国では、様々な香辛料を巧みに使った料理が発達しました。
料理と言えばスパイスがつきもので、人々はその使い方が上手でした。
後年、その国を支配した国にも、この料理が伝わり人気になりました。
けれど、スパイスの使い方に慣れないその国の人には、なかなかおいしく
つくることができません。
そのため、あらかじめスパイスをミックスした調味料が発明されました。
そのおかげで、うまくスパイスを使えない人でもおいしい料理を食べられる
ようになり、さらにその料理は広まっていきました。
その後、ある島国にもこの料理が伝わると、調合したスパイスに加えて、
お湯やスープに溶かすととろみがつく、「ルウ」と呼ばれる調味料が開発
されました。
この「ルウ」の登場によって、その料理はさらに身近で簡単なものとなりました。
その後さらに、「レトルト」と呼ばれるもっと簡単なものが発明されました。
こうして、もともと米が主食だったその国には広く受け入れられ、国民食と
言われるほどになりました。
ただ、料理の起源に興味を持った人たちがもとの国を訪れても、料理自体は
街中に溢れているのに、そんな料理は聞いたことがないと言われるという、
不思議なことがあったようです。
今や世界中に普及した料理、カレー。
インドとその周辺地域を発祥とするものの、インドにはカレーと呼ばれる料理
はありません。
香辛料やスパイスは日常的に料理に使われるものであり、外国人がカレーと
総称する個々の料理には、それぞれ別々の名前があったためです。
イギリス人がカレーを自国に紹介した際に、インド近辺で野菜や肉、おかず
などを意味する、「カリ」という言葉を用いたため、それが伝わった国では
そう呼ばれるようになりました。
これほど世界中で有名になったカレーが、起源を辿ると名前もなかったとい
うのは面白い点ですが、もちろん本場インドには、呼び方こそ異なるものの
様々なカレー料理が目白押しです。
インドを訪れた際には、様々なインド料理を楽しんでいかがでしょうか。
ただし、食べなれないものも多いので、お腹の具合にはお気をつけください。
▼もうちょっと知りたい!という方はどうぞ。↓
※イギリスでカレーが評判となり、スパイスの難しい調合を省くためにカレ
ー粉が発明されました。18世紀後半、C&B(クロス・アンド・ブラック
ウェル)社が発売したのが最初の商品化だと言います。
牛を神聖視するヒンドゥー教の国、インドから伝わったカレーですが、イギ
リスでは「サンデーロースト」と言って、日曜日にローストビーフを食べる
習慣があり、その残りがよくカレーに利用されました。
また、伝統料理であるビーフシチューにカレー粉を入れるとそのままビーフ
カレーになったこともあって、牛肉のカレーが多かったといいます。
※日本では、カレールウがつくられて改良が進み、後に初のレトルトカレー
である「ボンカレー」が、大塚食品から発売されました。
▼オマケの話
※日本に辿りついたカレーは、独自の進化を遂げました。
カレー南蛮(カレーそば)、カレーうどん、ドライカレーなどの他、カレー
まん、カレー鍋など、例を上げればきりがありません。
パンにカレーを入れたカレーパンも、日本で発明されたものだそうです。
▼これであなたも物知り博士?
「次のうち、インド料理とあまり関連のないものは?」
A.イギリスのカレー
B.日本のカレー
C.タイカレー
答え: タイカレー
タイカレーは、日本やイギリスのカレーとは異なり、インドから伝わったもの
ではないそうです。
タイの宮廷で発達したという見方もあれば、他の国からタイに入ってきたと
いう人もいるそうですが、とにかくインドのカレー料理と直接の関係はなく、
ココナッツミルクの他、コリアンダーやレモングラスなどの香草が多く使わ
れます。
また、日本人が想像するタイカレーは、タイでは「ゲーン」と呼ばれ、むしろ
タイでカレーと呼ばれるのは、日本から入っていった日本風のカレーライスだ
ったりするそうです。
恐らく今はもうないのでしょうけれど、タイの食堂で、タイカレーのつもりで
カレーと注文したら、日本風のカレーライスが出てきたという話もあるそうです。
こちらもインドと同様、起源を辿ってみたら名前がなかったという例ですね。
▼編集後記
私はインドカレーもタイカレーも、もちろん日本のカレーも大好きです。
辛いカレーにも種類があって、舌がビリビリ辛いホットなものと、体が熱くなる
ようなスパイシーなものがありますが、好きなのはスパイシーな方です。
ただし、調子に乗って食べていると汗をかきますので、できれば暑い夏に、海や
川などで、いつでも水に飛び込めるように水着を着た状態で食べたいものです。
思い切り汗をかいて冷たい水に飛び込んだら、実に爽快だろうと思います。
▼ものがたりに学ぶ、今週の教訓
「身近な言葉や常識が、どこでも通じるとは限らない。」
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
★次回 旅のものがたり
「ジャングルの掟」(仮)
それでは、次回の「旅のものがたり」をお楽しみに!
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「旅のものがたり」
発行者:株式会社いい旅
執筆 :黒崎 康弘
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