小説1 | 襟の小説

小説1

マンネリなのよ


最近痴漢が多いと聞く。
私秋築麗奈は痴漢に遭わないよう、満員電車の中スカートを長くし、ショボショボオーラを醸し出す。

「お嬢ちゃん…ハァハァ……」

(うげーっ!き、気持ち悪い!)

私はすぐに次の駅で降りようと逃げた。だが、おじさんらしき人は一緒について来る。

「あ、あきつぎ、れなちゃんかぁ~」

と私の腕を掴む。
(なんで名前知ってるのよ…気持ち悪い)
わたしはその手を振りほどき、サラリーマンの波を掻き分けドアの前を確保した。