よく「OO(短期間)でペラペラ」とかいう書籍や教室の広告を見ます。
そういう教材って、
・自己紹介する
・道を聞く
・買い物をする
...など、目的別に単語を並べ、よく使う言い回しや文法を覚えて暗記し...というパターンで構成されています。
つまり、知識を上に積み上げていく方式です。
一見、実用的な広範囲を包括して実践的に見えます。
しかし実際には、こういう構成の教科書でペラペラになった人を私は知りません。
問題は、どこにあるのでしょう?
「ペラペラ」って、知識を広げていくことなんでしょうか?
ちがいます。
だって、入園前の幼児でもそこそこしゃべれます。
大抵の大人の学習者よりは「ペラペラ」に近いですよね?
外国人がそのくらいしゃべれたら、かなりイケてます。
でも、幼児が自己紹介とか道を聞くとか買い物ができますか?
迷子になってもわからない、買い物に行ってもきちんと説明できない、それが普通。
「ペラペラ」の感覚って、知識量じゃないです。
「知ってる言葉を組み合わせて自分の言いたいことを表せる能力」=「ペラペラ」なんです。子供が自分の名前や住所や電話番号も言えないのに、あれ買ってこれ買って、みたいに自分のわがままを通させる技だけならたくさん持っているように。
最初から、たくさんの知識を広げる必要はないんです。
まずは自分の身の回りのこと、言いたいこと、それらを外語で直接つなげて言えるようにして「ペラペラ感覚」を得ましょう。
まずは、そっちが先決。
その感覚が得られてから、言える範囲を拡張していけばいいんです。
だから、知識を増やしていくのは、その感覚をつかんだ後が正しいのです。
その要領を得ていないのに知識を増やしても、使えません。
このやり方の効果を野球に例えると、初期から知識を増やすやり方は、どのコースにもバットは届くけどクリーンヒットはしないバッター。打つとチップや凡ゴロばっかりです。
後者は、ほとんどのコースには手が出ませんがあるコースにはジャストミートできます。打率は高くないが、当たれば凄いです。
あなたなら、どっちのバッターを評価しますか?
どっちを、試合に出したいですか?
「ペラペラ」=「知識を増やすこと」という思い込みは、捨てましょう。
少ない知識量でたくさん練習をするほうが、ペラペラへの近道なんです。
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