「会話を習得するには、会話練習が最適」と考える人たちは多いです。
そして、その「会話練習」は2つのパターンに分けられます。
1.質問される方(B)と、2.質問する方(A)です。
日本語を例にして文を作ってみましょう。
A:昨日、あなたはどこへ行きましたか?
B:公園。
A:1人で行きましたか?
B:はい。
A:公園で何をしましたか?
B:鬼ごっこ。
A:1人で鬼ごっこをしたのですか?
B:いいえ。
A:公園に、友達がいたのですか?
B:そうです。
A:楽しかったですか?
B:はい。
あなたの知ってる会話教室も、こんなじゃないですか?
大抵の人は、実地の会話練習というと「まず、相手から話しかけてくる」ことを想定します。
そして「母国に住んでいると、話しかけてくれる人がいないから上達できない」と環境のせいにします。
しかし、この会話を見てください。大抵の「会話練習」は、先生Aが質問をして生徒Bが答えるというパターンです。
この、Bさんって、練習になっているのでしょうか?
会話で答える側に回る場合、①「何」で答えるか、②「はい・いいえ」で答えるか、のふたつのパターンしかありません。
そしてそれは、文でなく単語だけで答えられます。
つまり、相手の質問に答えるのは超々簡単なのです。
しかし、現実にはこんな簡単な会話練習ですらスムーズにいけばいい方で、実際の教室ではこんな内容でも1時間、2時間と無駄に時が過ぎていきます。
グループレッスンだと、これでもつっかえる人が必ずいるからです。
「自分の意志を伝える」でなく「まず聞くこと」をスタートにしてしまうと、こんなにも歩みののろい勉強になってしまうのです。
「まず聞こう」という先入観は、上達のブレーキ。
その証拠に、質問しているAの文を見てください。
答えるだけのBに比べれば、自分から質問をするAのほうがはるかにマシではないですか?
なので、会話形式の練習をしたいのであれば「自分がする質問をたくさん考えて、それに対する相手の答えもいろいろなバージョンを考えるほうがいい」ということになります。
つまり、相手がいない1人会話練習のほうがはるかに効率的なのです。
「相手がいないから会話が上達しない」と思うのは「Bさんの環境にいれば自動的に上達できる」と考えている、大いなるカン違いです。
Bさんの環境は自然発生しません。会話があまりにも退屈で、それに耐え忍んで相手をしてくれる人がいないからです。
もししたとしても、練習成果はカタコトで終わりです。
相手の興味を引く質問や受け答えができない限り、あなたの会話に付き合ってくれる奇特な現地人はいないでしょう。
まずはそれを、自分でやってみるのが大切。
・聞いてから答える会話練習~低級
・自分から質問する会話練習~中級
ですが...
こんな会話練習よりももっと効率の良い高級な練習法があります。
それは、次回に。
*語学の練習は傍から見ると「怪しい人」なので、1人の場所でやりましょう。
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