先日、ある企業にお勤めの方からおかしな日本語の使い方をしている会社があると教えていただきました。

その日、初めて電話をかけてきた相手が


「〇〇のご担当者様はお戻りになりましたでしょうか」

 

と言うそうです。

 

 

....

 

 

おかしくて笑ってしまいますね。

 

 

その日、初めて電話をしてきたということは、その担当者が社内にいるかいないかさえ分からない状態。なのにどうして「戻った」という表現をするのでしょう?

 

こうした場合に適切なのは

 

「〇〇様はいらっしゃいますでしょうか」

 

または

 

「〇〇様はおいででしょうか」

 

先ずは所在を確認するのです。

 

 

蛇足ですが、「〇〇様をお願いします!」というのも、本当はNG。

 

出社しているのか、社内にいるのか外出しているのか、まったくもって相手の状況が分からない場合はやはり最初は所在確認をする。

もちろん、昨今はメールなどでのやり取りを経てのお電話で、社内にいる事は分かっている!

というケースもあると思いますが、逆にリモートワークなどでやり取りはしていたけれど、オフィスにはいなかった!というケースも多々あると思います。

効率重視の単刀直入が必要なときもあるでしょうが、接客業ならばなおのこと、一呼吸おいて丁寧なことば遣いを心掛けるとさまざまな意味でワンランクアップ。

 

品よく美しく、優雅さアップ♪