【一言が招いた悲劇】「昼顔」見てきた【ネタバレあり】 | オルコエトーの「置き場」

ちょっとブームになった不倫ドラマ「昼顔」を、

今更ながら見まして…

 

そこまでどっぷりハマったわけではなかったけど、

映画を見ておかねばと思ったら、

地元映画館で今日まで!

 

用事ついでに見てきたわけですが…

 

 

 

し、7時…!

 

 

朝の7時から不倫映画を見る自分は健全なのかなんなのか分かりませんが、

私含め客3人。

 

 

「もしもこんなホームシアターを持ったら」

 

という妄想を働かせながら見てきました。

 

 

 

 

【以下ものごっつネタバレ注意】

 

 

 

 

 

 

 

いや~

きついっす。

 

 

 

 

結末分かった上で観にいった私ですら落ち込むので、

知識なく見に行った方はどうなるんでしょう。(お通夜の空気でしょうね!)

 

まあ…

不倫だし、ハッピーエンドにはできなかったんでしょうね、倫理的に。

 

 

しかし、このドラマの設定ってすごくよくできていて、

紗和の家庭も、北野先生の嫁も、

 

酷過ぎるというほどではないが、

不倫されるのもわかる気がする。

 

 

というスレスレのラインで、

W不倫をする主人公が責められない作りになっているという(笑)

 

 

仲は良いけどセックスレスで男女関係というより家族のようになってしまった夫、

子供ができないのは色気がないとかなんとかじわじわ責めてくる姑。(このうざさが絶妙!)

主人公である紗和は、同じ毎日を送りながらも、

この生活をすべて捨ててしまいたいという願望も抱えている主婦。

 

※これは私の想像ですが、紗和の不倫発覚で出ていかれ錯乱した夫が、

色目を使ってくる部下と浮気するが、”できなかった”と暴露されてるとこから、

もしかしてセックスレスの原因ってEDなんじゃないかと思ったり。

 

 

北野嫁は、

うーん。

 

 

すごい嫌いなタイプ(笑)

 

 

金持ち令嬢で優秀で周りを見下しているくせに、そんなことないですよと気さくな感じを装っている人です。

北野先生は1つ年下であり、研究員のなかでちょっと落ちこぼれの部類なのもあり、

夫というよりも子供みたいに扱ってる感じ。

「出来ないダメな夫を世話してあげてるアテクシったら最高の嫁」

という自信がみなぎっております。

 

北野先生は「ダメな男」という烙印を押され、

委縮しながら夫婦生活を送っているという雰囲気です。

 

私個人的には、この人を内心見下してる感じもさることながら、

 

「あなたのためを思って黙ってたけど、実は…」

 

みたいな感じで結局言うところですかね。

 

だったら最初から言えよ

 

 

いい人ぶらずによォ

と私は思ってしまうわけです。

 

 

普通に「あなたが好きだから別れたくない」

と素直に北野先生に泣きつくような素直さがあれば、

ここまでこの人も不幸にならなくて済んだのかもしれませんが、

プライドが許さないんでしょうねえ。

 

見下げていた夫が、自分を裏切ったこと自体が、

プライドの高い嫁には我慢ならなかったのでしょうね。

自尊心が高すぎるのも考え物です。

 

 

しかしこのドラマ自体、

北野先生と画家以外は、

どこかおかしいですからね。

 

 

主人公の紗和なんて、

かなりしたたかな上に図々しいですからね。

 

かわいらしい上戸彩だから許されるけど、

一般人の顔面レベルであれやったら、サーフボードから落とすくらいじゃ済まされませんよ。

 

でも、あの図太さのおかげで、

結果的に港町の人々になじめそうだから、

あれくらいの強さと図太さは必要なのかも?

 

 

 

北野先生はですね…

 

 

ああ…

 

 

マイスイート北野先生…

 

 

 

気弱で優しくくそ真面目。

ドジっ子だけど包容力や男気があり一途な北野先生。

 

 

そんなやつはおらん。

 

 

 

だいたいどっちかですから。

 

気弱で優しい人は、包容力や一途さなどなく、流されますから。

 

 

 

存在自体がファンタジーだよな。

 

 

大昔に、北野先生から包容力と男気を取り除いたような方とお付き合いした経験ありますが、

 

最初は「かわいいウフフ」と思ったりもしたけど、

最終的にはイライラして毎日ブチギレてたから、

北野の嫁の気持ちもわからんでもない。

 

 

しかし北野先生は…

真面目すぎるゆえに、

きちんとケジメ(嫁と離婚して紗和と入籍)つけるまでは、

紗和に「好き」だと伝えることを堪えていたり、

 

 

一度別れた時も、

紗和を犠牲にしたくない思いと、嫁への罪悪感があったからだろうし。

間違った恋愛(2回とも紗和からアプローチしてる)でも、

不器用だけど誠実であろうとしてたんだもんなあんと好き。

 

 

今まで斉藤工ってそんなに意識したことなかったけど、

北野先生マジZOKKON LOVEデレデレ

 

 

キスシーンもうまいしね。

モテる風装っていながらキスシーン下手な俳優さんって冷めるんですよね。

 

うまいうまい豪語してる奴ほど下手の法則ですわ

 

しかし、キスシーンの音、足し過ぎじゃね?

と思いましたけど。

 

 

結末知ってるからかもしれませんが、

フラグ立ちすぎワロタw

 

 

これはさすがに結末知らなくても予想ついたんじゃないかと。

昼ドラ的ストーリーなので、これくらいベタでよかったと思いますが。

まあ…ショックですわな。

 

ガードレールにぶち当たった瞬間、

メガネが吹っ飛ぶスローがありますが、

これが悲しくも、北野先生の最も美しいシーンですね。

目にいっぱい涙ためて何とも言えない表情してる。

 

 

「なんで嫁の車乗るねん!」

という意見もありますが、

誠実すぎる北野先生なので、

たとえ嫁に殺されるようなことがあっても受け入れようと思ってたんじゃないかな。

ケガした嫁の世話するくらいですから、

どれだけ紗和と幸せな毎日を送っていても、罪悪感は消えることなどなかったのだろうな。

 

まあ、性格がアレなんであんまり可哀そうだと思えないですが、

北野嫁は思いっきり犠牲者ですからね。

 

その自尊心の高さから、ひとまず円満離婚しようとしてたけど、

やはりあの一言ですよね。

 

「これからも裕一郎って呼んでいい?」

 

学生時代からそう呼んでたから、という北野嫁の言葉に、

 

「嫌です。」

 

紗和、断固拒否!

 

いやいやいやえー

車いす姿の不倫相手の嫁に対して容赦ないなキミィー!

 

と思いましたけど、

裕一郎と呼び続ける限り、縁が切れず

略奪しにくるのではないかと思って、紗和は拒否したのかもしれません。

 

しかしなー…

 

思いっきり非はこっちにあるんだから、

私ならその場だけ「へ、ヘエ!好きに呼んでおくれやす!!!」

とヘコヘコするわぁ。

 

 

そのことが引き金となり、嫁、暴走す。

 

 

やっぱりあんなやつに渡すくらいなら、

一緒に死んだるー!

 

となるのですが、嫁は7階から飛び降りても脚軽く折るだけという超人なんで無事でした。

 

 

事実上は離婚成立前だったので、

北野先生の遺品も亡骸もすべて嫁のもの。

 

この時になって、法律的手続きの大切さが効いてくるわけですな。

 

 

しかし、北野先生の子を宿すという、

指輪よりも偉大なプレゼントを紗和は受け取ったという終わり方でしたね。

 

 

本当はハッピーエンドにしたいとこだが、

世間体があるのでこれで許してくれ!みたいなね。

嫁あんだけの事故起こしたのにわりと元気だったし、

奪いにきそうだけどな!

 

 

しかし誰もが、百葉箱に北野先生が仕込んだ結婚指輪を、

紗和が手にしてくれたら…と思ったんじゃないかな。

 

北野先生っぽい少年が、朽ちた百葉箱から見つけてたので、

紗和の子供かと思ってたけど、あれは講演会で挙手した男の子なんですね。

 

というか、

映画で見て、私も似た指輪を持ってることを思い出しました。

 

 

 

 

 

自分で買ったけどな!!

 

 

 

映画の中の、

「自分が裏切ったことあるから疑ってしまう!」

というセリフがすべてだと思います。

 

 

禁断の果実はすごくおいしいけど、

果たして普通に食べた時におなじように感じるかな?

 

 

気持ちが盛り上がると、

色々と見落としてしまうが、

不倫中の人はこれを一度立ち止まって考えてみてほしい。

ちょっとでも気持ちが揺らいだなら、止めた方がいい。

 

不倫は周りを不幸にするけど、自分も不幸にしてしまう。

しかもその最中は気がつかないしね。

 

しかしまあ禁断の果実はうっまいわな~

(すべてを覆すまとめ)

 

 

 

終始、

北野先生の美しい手をフューチャーした演出が素敵でした。

紗和は北野先生の美しい手が好きだったのかな、と考えたり。

 

エンディングも、

禁断の相手とのくっついたり離れたり戸惑ったりという感じを、

手のアップで表現しててよかった。

 

 

書き下ろされたラブサイケデリコの曲の歌詞は案の定1つも聞き取れなかったけども(でもすき!)