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  アジアの隣国、友好国からのタニャダ副議長の初訪日を心から歓迎しました。タニャダ副議長も今回の日本への訪問にあたっては、ご招待を頂きまた非常に温かいおもてなしを頂戴し感謝申し上げると呼応し、私は初めてだが私の祖父及び父は1980年代、90年代に日本を訪れていると3世代に及び日本とのご縁に言及され和やかな会談がスタートしました。
さらには本年5月、日・フィリピン友好議員連盟の石井一会長一行が貴国を訪問しました。両国議連間で、二国間関係のみならず地域情勢についても忌憚ない意見交換を行ったと聞いています。両国の議員間交流は大変重要であり、ますます促進するよう努力したいと述べました。また、私たちはミンダナオ和平について大変関心を持っています。枠組み合意の署名をされたと思うが、最終合意を目指し、和平交渉の大きな進展を期待したい。わが国として、引き続き全面的な支援をしていきたいと呼応しました。
日本は「海事立国」として日本の国作りに全力を挙げており、外交・海運・船員についてフィリピンの皆さんに大変お世話になっている。特に船員については圧倒的に貴国の皆さんのお世話になっており、日本の商船で働く船員の7割が貴国船員であり、世界的にも4分の1のシェアがあり、貴国により世界の海事、海運が動かされていることに大変敬意を持っている。昨年9月のアキノ大統領訪日の際、両首脳間で「海洋分野における協力」についての合意がなされた。わが国とフィリピン沿岸警備隊(PCG)との間では、能力向上に向けた協力を行っているが一層協力を進めていきたい。海洋航行の安全に一層取り組むことにより、中東の国々からのバイタルな資源の輸入のためのシーレーンの確保に貴国の協力をお願いしたものです。

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南シナ海の状況については、国際社会共通の関心事項となっています。特定の国からの一方的な行動を取るのではなく抑制するべきであること。東シナ海の安全は互いに協力しながら国際法に則った行動を取るべきであることも訴えました。タニャダ副議長も現アキノ政権下で、日本とフィリピンの二国間関係は今までにないほど強固な関係にあることを強調。そして、今までのミンダナオ和平に向けた日本の支援に大変感謝していると言及。日本で秘密裏に開催された当事者同士の会合(2011年8月のアキノ大統領とムラドMILF議長との会談)が開かれなかったら今日の和平を推進することは実現しなかったと思うとし謝意を込めました。