ファン・フォレンホーフェン次期駐日オランダ王国大使の表敬訪問を受けました。
昨年12月に前任のヘーア大使と懇談した際にイスラエルとイラン関係が悪化し最悪に事態を惹起するかもしれないとの話になったことに触れ、非常に緊張した状態が続いており、ここ一か月以内に緊迫した事態が起こるかもしれないと心配していることを述べました。  大使は、2006年から2010年まで駐イラン大使を務められ、ご指摘の点に懸念を持つ方は多く私自身も心配していると発言。2006年時点ではオランダとイランはある程度良好な関係にあったが、その後関係が悪化し今に至っているとしました。根本的な問題として、イラン革命時の考え方が現時点でも変わっていないことにあるとし世界情勢が変化してもイラン革命に関係者は考え方を変えないとしました。
 イランの国内問題を解決する方法を検討する必要があるが、教育を受けた若い世代が将来異なる外交方針を採用する可能性はあると考えていると現状を分析し、またイランの核兵器の開発について、見解は分かれているとしました。
 私もファン・フォレンホーフェン次期駐日オランダ王国大使も両国の関係に憂慮の念を抱き今後とも意見交換の場を持つことを約束し会談を終えました。
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