残暑厳しい中で国立千鳥ヶ淵戦没者墓苑で行われました「シベリア抑留犠牲者追悼の集い」に出席し追悼の意を込めました。
 ソ連は、1945年8月9日、「日ソ中立条約」を一方的に破棄し対日参戦をし、我が国の終戦後「ポツダム宣言」にある捕虜の早期返還に反して日本人捕虜50万人以上をシベリアに移送し抑留が始まりました。
 その移送先は、ソ連全域とモンゴルに及び収容所数は2,000を超すと言われています。酷寒の地シベリアやモンゴルに強制抑留を行い強制労働に従事させられ寒さと飢餓と重労働による三重苦に見舞われ1割以上の人々が亡くなる悲惨なものでした。
 一昨年「戦後強制抑留者特別措置法」が成立し、昨年8月に新たに実態調査などの基本方針が閣議決定され事業が動きつつあります。
 戦後67年の今このときにシベリアやモンゴルに抑留され志半ばで異国の地に無念の思いを抱き散った者の実態調査や遺骨の帰還、情報の公開等を我々もご出席の皆様方の意を対して努力していかなければならないとも思いを強くしております。
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