韓国の李明博大統領の竹島不法上陸を受け、政府は対抗措置として、竹島の領有権問題について「国際司法裁判所(ICJ)」に提訴するための手続きに入ることを決めました。この措置は、エスカレートする李大統領発言に対して迅速なる対応であり日本の意思を早期に示さなければなりません。
  このタイミングでの韓国の動きは、日本がお盆休暇に入る時期でありこの事態を受け同日正午に自民党は緊急会合を招集し断固上陸阻止を政府・外務省に求めましたが、結果的に不法上陸を許してしまい痛恨の極みです。その後与党に呼びかけ衆参両院の外務・外交防衛の各委員会理事会を招集し重大事態への審議入りを要請しましたが、与党筆頭理事の反応は鈍く今週に至っても衆院外務委員会、参院外交防衛委員会の開会を見るに至っておりません。
 ここに来てさらに李大統領の発言がエスカレートし天皇陛下の訪韓言及や謝罪要求発言に及ぶと共に尖閣諸島へ香港の活動家が上陸を目指して行動を開始し上陸・逮捕事案が発生したことから韓国だけでなく中国への「抗議」の意思を示すために衆参両院で『国会決議』の採択に向け奔走しています。この『国会決議』が衆参両院で早期に採択されることにより我が国の意思を国内外に示し、我が国の正当性を主張する大切な「決議」になると確信しています。
■今後検討されるわが国の韓国への対抗措置
「国際司法裁判所(ICJ)」に提訴
 国会による韓国への「抗議」の意思を表明する「国会決議」
 国連安保理非常任理事国への韓国(2013~14)立候補への不支持(視野に入れ慎重に判断する)
 通貨スワップ協定の見直し(視野に入れ慎重に判断する)
 シャトル外交の中断(視野に入れ慎重に判断する)
 竹島へ上陸した韓国要人の往来禁止(李明博大統領を含む)(視野に入れ慎重に判断する)