3月8日、「病院船建造推進、超党派議員連盟」総会を開催し、内閣府の「災害時多目的船に関する検討会」有識者委員と意見交換を行いました。(我々議連の提言を受け政府において1月に設置されて検討会)
 意見交換会には、4名の委員にご出席を頂きました。野口和彦座長代行より、これまで4回検討会議について報告が行われ、代行としての意見も表明。その後山本保博、浅野茂隆、砂田向壱各委員より意見が述べられました。
衛藤 征士郎ブログ Powered by Ameba
東日本大震災から1年。私も東日本大震災において犠牲となられた方々への追悼の誠を捧げるため、「東日本大震災一周年追悼式」に参列致しました。巨大地震に端を発した大津波と放射能汚染により戦後最悪の災害となった東日本大震災。今もなお34万人が避難生活を強いられ、死者は12都道県で1万5,854人を数え、現在も3,155人が行方不明である現実。3県には2,253万トンの瓦礫が残され復興の妨げとなっています。
 一方で高まる地震の恐怖。今後4年以内に首都直下型地震や東海・東南海・南海の3連動地震が高確率で発生することが想定される中で、東日本大震災では陸上インフラが各所で遮断される中で海上からのアプローチがいかに大切であるかを思い知らされ、日本に多目的船があったならどれだけ多くの命が救われたかとの思いを多くの議員と検討会の委員が共有しています。
 いつ起こるともわからない大規模災害に備えて、国際的な対応、平常時の効率的な運用についても議論を深めて、年度内の取りまとめに向け努力を傾注して頂く内閣府の「災害時多目的船に関する検討会」委員の皆さん。
 この日の会議を通して我々「病院船建造推進、超党派議員連盟」の議員各位の思いをしっかりと受けとめて頂いたものと感じましたし、実りある議論を交わすことができたことに感謝を申し上げます。広域的な被害をもたらす大規模な自然災害に対して備えを行います。