今般病院船視察のために訪米した10月6日午後、米国下院にシャボット米国下院議員を訪ね会談しました。この席には、谷畑孝衆院議員が同席。シャボット議員(当選8回)は共和党オハイオ州1区選出の下院議員であり現在外交委員会中東及び南アジア小委員長を務めています。 
衛藤 征士郎ブログ Powered by Ameba

 シャボット議員は、拉議連関係者との意見交換を頂いているが、私は拉致には重大な関心と決意を込めており、何としても解決に導きたいのだと訴えました。わが国は北朝鮮に制裁を課しているが、中国がそれ以上に物心両面で支援してしまうしさらには先に韓国の統一相が融和派に交代するなど急速に動く中で、日朝だけが動いていない。拉致再調査を確約させたいが、2008年の実務者対話を最後に動きが無い旨を述べました。これに対し、シャボット議員より北朝鮮への懸念を共有するとし拉致問題にもずっと以前より関心を持っているとし北朝鮮に圧力をかけ正しい選択へと導きたいが北朝鮮はいつも間違った選択ばかりをすると発言。日米間、その他の同盟国が協働する事の重要性を訴えました。更には、北朝鮮に圧力をかけられる中国の動きに注目が必要であることを指摘しました。
 日朝国交正常化議員連盟の会長として、国交正常化をしてから拉致問題をそのテーブルに乗せて解決してはどうかと考えていることを説明。このためには、北朝鮮とスポーツ・文化、経済、政治という3つの段階を踏む必要があることを自分は考えとして持ち合わせており認識を深めて欲しいと述べたものです。シャボット議員も私の訴えに理解をしめしてくれた一方、北朝鮮は要求するばかりで要求が満たされると次の要求が出て約束が遵守されないとしました。シャボット議員から、ロス・レーティネン外交委員長とも共有しておきたいと、今後の意見交換をしていくこととしました。