1月19日(水)、ブルキナファソからカボレ国民会議議長の表敬を受けました。カボレ議長は、フランスで高等教育を受けた後、37歳で首相、45歳で国会議長にご就任された現在52歳。一院制議会の与党CDP(民主主義・進歩会議)の党首も務めています。政界での影響力を持ち、次期大統領に一番近い人物です。同国は、1984年に国名をオート・ヴオルタからブルキナファソ(善良な民の土地の意味)に変更し、1987年のクーデター後、アフリカ民主化の流れを受け90年にマルクス・レーニン主義を放棄、91年に新憲法を採択しました。衛藤 征士郎ブログ Powered by Ameba

 カボレ議長からは、貧困農民支援、食糧援助、教育、水、保健、砂漠化対策(森林保護)等へのわが国の支援・協力を求められました。特に、現在61名の日本青年海外協力隊員が活躍しており、生活・衛生面での同隊員の指導を強く求められました。
 また、2012年5月の国会議員の任期満了時には一院制議会から二院制を模索する動きがあり、民主主義先進国のわが国の議会制度についての質問がありました。私は世界の3分の2が「一院制」。3分の1が「2院制」であることを説明。わが国のように対等な機能を有する二院制は稀であり、英国のように二院であっても上院は名誉職でありこのように実質一院制の国が多数であることを説明しました。一院制のスピード感、高揚感溢れる政治の利点を訴えた会談になりました。
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