6月21日午後3時時点で、中国南部・広東省梅州市を襲った洪水により、少なくとも38人が死亡、2人が行方不明になったと報じられている。毎回のことだが、中国当局が出す公式データを、そのまま鵜呑みにしてはならない。

 

当局は災害が起きるたびに一貫して、被害情報の隠蔽を行っているため、今回の災害による実際の死傷者数や被害状況は、公式発表をはるかに上回る可能性がある。

 

また、今回の洪水に関しては、

 

「予告なしのダム放流だった」

 

「真夜中に放流した。それも避難通知が来たのは、その30分前だった」

 

と多くの被災民が口をそろえる。つまり、洪水の背後には、天災だけでなく、人災の要素もあった可能性が非常に高いということだ。

 

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