ノルウェーレアメタル鉱業会社が、ヨーロッパ最大級のレアメタル鉱床を発見したことは、中国への依存を減らすためのヨーロッパの新たな希望となるかもしれない。この鉱床は、電気自動車や風力タービンといったクリーンエネルギー技術に不可欠なレアメタルを豊富に含んでおり、EUのレアメタル自給率向上に大きく寄与する見込みだ。

 

ノルウェーのレアメタル鉱業会社「Rare Earths Norway」は、ヨーロッパ最大級のレアメタル鉱床を発見したと発表した。この会社によると、新たに発見されたレアメタル鉱床は、電気自動車やクリーンエネルギー技術の製造に利用可能である。

 

6月6日のプレスリリースで、同社はノルウェー南部のフェン炭酸塩複合体にヨーロッパ最大級のレアメタル鉱床があると発表した。レアメタル酸化物の推定埋蔵量は880万トンであり、経済的に採掘が可能である。特に、電気自動車や風力タービン製造に必要な磁石用レアメタルが150万トン含まれている点が注目されている。サプライチェーンのリスクを考慮し、EUはこれらの金属を重要な資源と位置づけている。

 


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