米連邦準備制度理事会(FRB)が5月29日に発表した「地区連銀景況報告(ベージュブック)」によると、米国経済は2024年第1四半期も緩やかなペースで拡大を続けたが、消費者需要の減少とインフレの上昇により、企業の見通しは悲観的になった。

 

年に8回発表されるベージュブックは、12ある各連邦準備銀行の地区ごとの経済状況の概要をまとめたものである。各産業や地域における状況の違いを浮き彫りにしている。

 

ベージュブックは「不確実性の高まりと下振れリスクの増大が報告される中、全体的な見通しはやや悲観的になった」と報告している。

 

4月初めから5月半ばにかけて、アメリカの経済活動は小幅に上昇し、旅行と観光業界は国内で大きな成長を遂げた。この成長は、レジャーとビジネスの旅行の増加が主な原動力となっている。

 

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