中国経済に新たな危険な兆候が見られている。貸付と借入の減少が続いており、国の深刻な経済・金融問題を浮き彫りにしている。これは北京が直面する課題と失敗の一つの証となっている。

 

中国人民銀行(人民銀)が最近公表したデータによると、銀行と銀行以外の金融機関の総融資額、つまり「社会全体の融資」は、1~3月の期間で12兆9300億元(約273兆円)に上った。昨年同期の流れと比べて約1兆6100億元(約35兆867億円)、およそ11%の減少である。

 

2024年1~3月の銀行の貸出額は9兆4600億元(約204兆1千億円)で、これも2023年の同期間と比較して大きく減少している。これらの数字は、経済学者たちの予測を下回った。

 


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