欧州議会で採択された中国の法輪功迫害を非難する決議をめぐり、ドイツの極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の欧州議会議員マクシミリアン・クラー氏の側近が、中国のスパイ行為の容疑で逮捕された。ドイツ連邦検察庁は4月24日、クラー議員の元で働くドイツ国籍の中国系男性、ジャン・G.容疑者(43)を「特に重大なスパイ行為」の容疑で逮捕したと発表した。

 

検察によると、ジャン容疑者は今年1月、中国の法輪功迫害に関する欧州議会の決議案を含む、議会内部の交渉や決定に関する情報を中国の情報機関に繰り返し流していたという。また、欧州連合(EU)のインフラに対する中国の影響力など、安全保障や防衛政策に関する議論の内容も漏洩していた疑いがある。

 

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