世界最大の仮想通貨取引所バイナンスの創業者で元最高経営責任者(CEO)の趙長鵬(チャンポン・ジャオ)被告(46)に対し、米検察当局は23日、マネーロンダリング(資金洗浄)の罪で禁錮3年の実刑判決を求刑した。趙被告は昨年11月、反マネロン法違反の罪状を認めており、30日にワシントン州シアトルの連邦地裁で量刑が言い渡される。

 

検察当局は法廷文書の中で、「被告は前代未聞の規模で意図的に米国の法律を無視した」と指摘。バイナンスが過去にハマスやアルカイダ、「イスラム国」など指定テロ組織との間で、10万件超の不審な取引を報告していなかったことなどを挙げ、「犯罪の重大性を反映させるため」に、量刑基準で示された上限の2倍となる禁錮36か月が適切だと主張した。

 

【続き】

 

 

【関連記事】