全世界の軍事費支出が9年連続で増加し、過去最高値を再び更新したことが明らかになった。スウェーデンに本部を置くシンクタンク「ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)」が22日(現地時間)に公開した報告書によると、昨年の全世界の軍事費支出規模は約2兆4400億ドル(約380兆円)に達すると集計された。

 

これは前年比約6.8%増加したもので、2009年以来の最大の増加率だ。報告書は「2009年以降、初めて米州、アジア・太平洋、ヨーロッパ、中東、アフリカなど5つの地域すべてで軍事費支出が増加したことが分かった」と強調した。

 

SIPRIのシニア研究員であるナン・ティアン氏は、「全世界の軍事費支出が前例のない水準に増加した」とし、「グローバルな平和と安全保障が最悪の状態に陥っていることを示す証拠」と説明した。

 

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