現代の都市生活では、仕事が忙しく、夕食も遅くなることがよくあり、夜更かしで寝る時間が遅くなりがちです。そして、朝食を摂らない人が多くいます。しかし、最近の研究で、朝食の摂取や時間が体の健康に密接に関連していることがわかってきました。朝食を遅く食べる人は、2型糖尿病にかかりやすく、夕食を遅く食べる人は、中風(脳卒中の後遺症である半身不随など)になりやすいという結果が出ています。

 

2023年の大規模な人口動態調査を対象とした研究が発表されました。10.3万人の成人を対象とし、79%が女性、残り21%が男性、調査の追跡期間は約7年で行いました。研究者は食事の時間と2型糖尿病の発症率との関係を調査しました。その結果、朝食を午前9時以降に摂る人は、午前8時前に摂る人に比べ2型糖尿病にかかるリスクが59%増加しました。

 

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