国際格付け機関であるフィッチ・レーティングスは、4月16日に、中国の6大国有銀行の格付け見通しを行い、「安定」から「ネガティブ」へと引き下げたと発表した。この措置は、中国共産党政府が、銀行セクターの直面する圧力に対して、支援を行う能力に疑問が生じていることに基づいている。実際、フィッチは先週、中国の国の信用格付け見通しも「ネガティブ」に修正した。

 

同日、フィッチは、具体的に中国工商銀行、中国建設銀行、中国農業銀行、中国銀行、交通銀行、中国郵政儲蓄銀行の6つの銀行について、信用格付けの見通しを下方修正した。

 

フィッチによれば、中国の国有銀行の格付け見通しを下げたことは、中国共産党政府が国有銀行への支援姿勢を変えていないものの、これらの銀行に対して、以前と同じレベルの特別支援を行う能力が、低下していることを示しているとされる。

 

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