核兵器開発に使用可能な工作機械20台の性能を低く偽り、無許可で中国に輸出したとして、愛知県警は26日、外為法違反等の容疑で、名古屋市内に住んでいた中国籍の会社役員の男(58歳、令和4年7月死亡時)と勤務先の企業を書類送検した。輸出先は中国浙江省所在の企業。

 

愛知県警によると、男が輸出した中古の工作機械には、核兵器などの開発に転用される恐れが特に大きいと認められる数値制御装置プログラムが搭載されていた。輸出するには経済産業大臣の許可を受けなければならないが、男は許可を取ることなく、2022年2月24日に名古屋港から中古の工作機械を輸出した。さらに、同年3月頃、制御用のプログラムを浙江省所在の企業に提供した。

 

【続き】

 

 

【関連記事】