2月6日に指揮者小澤征爾さんが亡くなられた。友人は、彼が好んで指揮をしたベートーベンの弦楽四重奏16番の3楽章を何度も聴いてますと連絡をくれた。83歳になる姉は、毎晩FMで追悼のための彼の音楽が流されているのを聴いて、35年前にバイロイト音楽祭で、葉書大の彼のパンフレットをもらうために、やっと並んで1枚手に入れたことを思い出したと、手紙をくれた。

 

私も3回ほど彼の演奏を聴きに行ったことがある。最後はウイーン国立劇場のベートーベンのオペラだった。『僕の音楽武者修行』や娘さんの小澤征良著の『おわらない夏』もワクワクしながら読んだ記憶がある。

 

しかし、私の中には、小澤征爾さんの特別な記憶がある。

 

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