米国の情報筋によれば、3月22日にモスクワ郊外のコンサート会場で多くの死者を出した銃撃事件が発生したのは、イスラム国(ISIS)によるものであるとロイター通信が報じた。

 

事件は、ロシアのクラスノゴルスク市で、ロックバンド「ピクニック」のライブ中に起きた。会場のクロッカス・シティ・ホールが焼失し、少なくとも133人が死亡した。イスラム国は、このテロ行為の犯行を認めている。

 

この事件に先駆けて、米国は警告を発していた。米国大使館は3月7日に、過激派がモスクワでの大規模集会を標的にする可能性があるとし、米国市民に大規模集会への参加を避けるよう勧めていた。

 

米国大使館は、どのような攻撃が予想されるかや脅威の詳細については言及しなかった。ロシア連邦保安庁は、イスラム国のアフガニスタン支部ISIS-Kによるモスクワ南西部のカルーガ地方にあるユダヤ教会堂への攻撃を、数時間前に未然に防いだと発表していた。

 

ISIS-Kがロシアを標的にする理由に関する情報は、深刻な国際的な関心事となっている。

 

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