春分の日(3月20日頃)と秋分の日(9月22日頃)を中日(ちゅうにち)にして、その前後3日の7日間のことを「彼岸」といいます。そして初日を「彼岸の入り」、最終日を「彼岸の明け」と呼びます。「国民の祝日に関する法律」には、「秋分の日」は「先祖をうやまい、亡くなった人をしのぶ」と書かれており、地方によって違いはありますが、先祖を供養し、牡丹餅おはぎ、お団子などを仏壇に供えたりします。

 

「彼岸」という言葉は、古代インド語のパーラミター「波羅蜜多」が語源で、意味は「彼の岸へ至る」。煩悩や迷いに満ちたこの世「此岸」(しがん)を離れて、苦しみの無い、悟りの世界・仏の世界「彼岸」に至るという意味だと言われています。

 

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