岸田文雄首相は2月の衆院予算委員会で、北朝鮮政策で自らが主導する「ハイレベル協議」実施を宣言し、訪朝はやぶさかではないとの報道もある。こうした軟化姿勢をうかがう北朝鮮も、経済支援を見据えて日本に水を向ける。

 

「両国が会えない理由はない」とする外務次官談話や、能登半島地震の犠牲者へのお見舞い、さらには妹の与正・朝鮮労働党副部長からの岸田首相訪朝への言及などが続いている。

 

加えて、サッカー女子だ。28日に国立競技場で行われたパリ五輪アジア最終予選で、日本女子代表「なでしこジャパン」は北朝鮮チームを2-1で下した。試合には約3000人の在日朝鮮人が駆けつけ、なでしこにも声援を送るといった様子がみられた。プロパガンダの一環であり、スポーツを通じた「両国間の関係改善を模索する動き」との指摘もある。

 

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