温故知新(おんこちしん)という言葉があります。

 

人口に膾炙したこの成語の典故は、孔子の言行録である『論語』為政編のなかに見られます。

 

温故而知新、可以為師矣(故きを温ねて新しきを知らば、以って師となすべし)。

 

古来、日本では、温故を「ふるきをたずねて」と読み習わしてきました。つまり、現代に生きる私たちは、それを努めて「たずねる(さがす)」ことによって、昔からの知恵や先人の貴重な教えを会得することができます。そうして得た知識は、新しい時代である現代に調和させながら、新たな価値観として後世に伝えていくことができるのです。

 

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