2023年の大晦日の夜、香港のビクトリアハーバーでは、毎年恒例のカウントダウン花火イベントが開催された。

 

過去最大規模で最長時間(約12分間)と宣伝されたこのイベントを現地で見ようと、20万人ちかい中国本土からの観光客が香港を訪れた。

 

しかし、このうち少なくとも7割にあたる14万人の中国人観光客が、イベント終了後その日のうちに「帰国」を急いだ。そのため、香港側の出国ゲートや税関が大混雑し、一時は麻痺する事態にまでなった。

 

「一晩でもホテル代を使いたくない」。そのような意味にもとれる中国人観光客の行動について、ネット上では「香港への貧乏旅行」と揶揄されるとともに、香港人ネットユーザーからは非難の声が多く上がっている。

 

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