中国共産党(中共)は、人工知能(AI)をDNA編集技術に応用することで、戦略的優位性を獲得しているーー。英国のイアン・ダンカン・スミス下院議員は、中共が国際社会に対してかつてない権力を行使する可能性があるとして、戦略的な対策を講じる必要性を訴えた。

 

スミス議員は28日、米保守系シンクタンク「ヘリテージ財団」の講演で「中国(共産党)は現在、ゲノムにAIを適用することに関して先行している。これは集団国家安全保障にとって重大な脅威となっている」と述べた。

 

「もし中国がAIとゲノミクスを支配すれば、世界の医療を含む主要産業に対して、前例のない影響力を行使することになるだろう」

さらにダンカン・スミス氏は、中共がヘルスケア製品を通じて密かに世界中の人々からDNAを採取していることに触れ、英国をはじめとする民主主義国家が戦略的な対策を講じなければ、第二次世界大戦以来、類を見ない形で世界の安全保障が脅かされる可能性があると警鐘を鳴らした。

 

「中国は目論んだ計画や戦略に基づいて行動している。偶然なことはない。私たちが今直面している脅威は、冷戦時代や1930年代の脅威に匹敵するのだ」

 

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