黒竜江省チチハル市の中学校(チチハル第34中学)で7月23日、体育館の屋根が崩落する大事故が起きた。事故発生時に体育館内で練習をしていた女子バレーボール部の生徒や教員らが下敷きになり、中国当局はこれまでに11人の死亡を確認したと報じている。

 

この信じ難い事故をめぐり「おから工事手抜き工事)」の疑惑や「当局への責任追及」の声も噴出している。当局は、世論誘導に躍起になるとともに、遺族を抑え込むことで「安定維持」を図ろうとしている。

 

  「民衆の怒り」に火が着いた

 

何の罪もない、愛らしい花のような中学生の命が、絶対にありえない事故で理不尽に奪われた。

 

中国の民衆の心は今、愛する娘を亡くして悲しみに暮れる保護者に寄り添うとともに、事故を起こした(そのような欠陥建築を容認した)当局に対する「怒り」に燃え上がっている。そうした怒涛の民意を前に、内心は震え上がっているのが現地の当局なのだ。

 

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