スーパーマーケットの棚に並ぶ食用油。本当に種類が多いですね。


多くの油は炒め物に使えますが、揚げ物については、全てが必ずしも適しているとは言えません。
 

  「発煙しやすい油」は要注意!

 

揚げ物に適していない油とは、発煙点(発煙する温度)が比較的低い油です。

 

それを使って高温の揚げ物をすると、台所いっぱいに油煙が充満して、あなたの健康にも悪影響を及ぼす恐れがあります。

 

発煙点が低い油を使って長時間揚げ物をすると、日本語で「油酔い」という不快な症状が現れることがあります。これは、高温の油から立ち昇る煙にアクロレインという有害物質が含まれており、それを調理者が吸い込むことによって起きる症状です。

 

それだけでなく、この困りものの油煙は、屋内の天井に設置してある煙感知の火災警報器を誤動させやすいのです。そのため、呼んでもいない消防車を誘導してしまい、近隣に迷惑をかけてしまうかもしれません。
 

調理で焼いたり揚げたりするときは、できるだけ油から煙が出ないようにしましょう。(Shutterstock)

 

発煙点が比較的低い油は、エキストラバージンオリーブ油(約162度)、ココナッツ油(約176度)、アマニ油(約104度)、バター(約148度)、ラード(約190度)です。これらは揚げ物には使わないか、もし使う場合には十分慎重に扱ってください。
 

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