目次 

 

序文

1. 共産主義は人類を壊滅させる政治
a. 国家権力で粛清と大虐殺を行う共産主義
b. ヨーロッパとアメリカに広がる社会主義のイデオロギー
c. 政党、立法府、政府、最高裁判所の支配を目論む左翼
d. 左翼政権が推進した社会主義と歪んだ政策

2. 共産カルトに染まった政治

a. 政教一致の共産カルト
b. 宗教的な特徴を持つリベラリズム(自由主義)と進歩主義
c. 共産主義の変種-現代自由主義と進歩主義

3.共産主義政治の不変の法則-憎悪と闘争の推進

参考文献

序文

今日、世界のすべては政治と何らかの繋がりがある。政策、法律、事件、スキャンダルに至るまで、すべてが大衆を熱狂させることができる。大統領選ともなれば、世界中の人々が釘付けになる。

 

共産主義の政治と言うと、多くの人が共産国を連想し、またそれらの国家でさえもすでに共産主義を実践していないと考える。しかし、共産主義は、社会主義、ネオ・自由主義(新自由主義)、進歩主義などと名前を変え、変貌しながら存在している。詳細に調べれば、共産邪霊がすでに世界を掌握していることが見えてくるだろう。

 

自由社会にいる人たちは、表面的には共産主義の害を理解しているように見える。しかし、『共産党宣言』の出版から170年が経った今、諸国の政府は公に、あるいはこっそりと、マルクス主義を実践している。ある部分においては、自由社会の方が、共産主義を掲げる国家よりもマルクス理論を忠実に実践している。

 

アメリカは自由社会のリーダーであり、反共産主義の砦である。しかし、2016年の大統領選では、あからさまに社会主義を提唱する人物が当選しそうになった。アンケート調査によると、半分以上の若者が社会主義を支持すると回答している。【1】

 

ヨーロッパでは既に社会主義が主流の政治勢力となった。あるヨーロッパ議員は、「今日、ヨーロッパは民主、法治、福祉の混合国家である。大多数のヨーロッパ諸国はそれを擁護するだろう。イギリスのトーリー党は首を切られない限り、国民健康保険サービスに関与することはできない」と言った。【2】

 

共産国家では、共産邪霊が絶大な権力を振るう。邪霊は国家を利用して、大量虐殺、伝統文化の破壊、道徳の堕落、正統な修煉者に対する迫害を行う。その目的は、人類の壊滅である。

 

東欧の共産主義は没落したが、共産主義のイデオロギーは存続した。スパイによる転覆と破壊が横行した後の冷戦時代、共産邪霊は大陸のあちこちに蔓延した。

 

共産邪霊は欧米で政権を奪取することはできなかったが、社会主義の政策や暴力の助長、伝統文化の破壊、社会不安の扇動により、社会を転覆させることに成功した。これはすべて、西洋社会に悪魔の敷いた道を歩ませ、人類を壊滅させるためである。自由社会のリーダーという観点から、われわれはここで主にアメリカの状況について検証する。