白河小峰城と南湖神社 | 月を見上げるもぐらのように

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日記及び読んだ本や面白かったサブカル感想(ネタバレ有り)を書きたい、なと思ってみたり、みなかったり。

2018年7月

宮城県在住の弟君の、結婚式参列の為、宮城に初めて遠征しました。

ですが、宮城で行きたい場所が、あまり見つけられなかったので、大好きな「丹羽長重」様の関連地を周りながら、北上しました。

白河小峰城看板。
丹羽長重様の、築城技術の粋を集めた、福島県白河市の白河小峰城です。

早く着きすぎて、ゲート閉まってて入れない( *¯ ³¯*)ムー

仕方ないので、周辺になにか無いかと、スタンドのおじちゃんに教えて貰い、時間つぶしに、

南湖神社に参拝に行きました。
白河市で、名君と慕われる「松平定信」を祭神に祀っている南湖神社。
松平定信公の像もおられたした。

松平定信は、寛政の改革をした人で有名ですが、行き過ぎた倹約奨励などで、改革としては失敗しているし、どちらかと言うと、田沼意次の方が、長重の好みなので、あまり評価してません。
南湖神社の御朱印。
三つ葉葵の家紋が入ってるのは、良いですね(⁎-௰-⁎)ƅ̋

小峰城オープンしたので、そちらに戻ります車
どちらかと言うと、山城の土塁や堀切よりも、天守や石垣が好きな長重は、(∩˘ω˘∩ )♡ウットリ見とれてました。

小峰城を堪能してから、同じ白河市内にある、丹羽長重様の廟所へ
長重様の廟所です。
何故か二本松に移封になった、ご子息の丹羽光重は、長重様のお墓を移さず、そのまま白河に置いていかれました...。
お父さんの事、嫌いだったのかな( ´•д•` )💦
ちゃんと、丹羽家の家紋「直違紋(すじかいもん)」も入ってます。



地味武将と、有名な長重様ですが、
蓑輪諒先生の「うつろ屋軍師」
主人公は丹羽長重、家老の江口正吉です。

長秀存命中から仕え、長重が大幅減封された時も、付き従い、丹羽家VS前田家の「浅井畷の戦い」でも辛うじて勝利を掴み取りました。

この作品で描かれる、丹羽長重様が、とても魅力的です。

自分の力不足で、秀吉に領地を削られ、家臣に見限られ、それでも残ってくれた家臣と共に、耐え忍び、最後には、白河藩10万石の大名に返り咲く姿が大好きです。


白河小峰城に纏わる逸話に、
伊達政宗が、白河小峰城を見て

「わしならこの程度の城、朝飯前には潰す」と豪語したが、腹心の片倉小十郎が「この城には江口三郎右衛門という高名な武者がおりますので、昼飯まではかかりましょう」

と言う逸話があります。

この逸話ですら、築城名人の長重様ではなく、家老の江口正吉が居るからと、言われてしまうところに、思わず( ̄▽ ̄)ニヤリッとしてしまいます。