メガメガミの新しいコンセプト的な何か『メガティヌスの子供達』アウグスティヌスと子供達って描写らしきものを見た記憶は微塵もないんですけど、まあティヌスって言葉的に多分アウグスティヌスかなと思います。

アウグスティヌスの主張は大きく2つあり、『神の国』『地の国』の概念と『自由意志』の概念です。


まず『神の国』『地の国』から、神の国とはキリストが理想とあげている世界のことで抽象的な表現をすると愛の集合体のような世界です。地の国とは逆に現実の世俗的な世界のことです。

         神の国は理想の世界でいずれ地の国と     
         取って代わるもの   
とアウグスティヌスは説明しており、地の国で最も神の国に近いものとされているのが、キリスト教会です。

しかしキリスト教会ですら、世俗に混ざることから逃れることは出来ずに、地の国から抜け出すことは出来ていません。


メガメガミではどうでしょう?
『イキナリ!?みならい女神さまっ』の時女子高生だったメンバーが死亡し、転生するところから物語は始まります。これはある意味世俗の象徴である。女子高生が地の国、転生後を神の国と仮定していると考えることができます。


つまり、メガメガミのメンバーは神の国と地の国の結ぶものであり、アウグスティヌスの主張する『教会に限りなく近く場合によっては、教会より神の国に近い存在』という発想が出てくるのは難しいことではないでしょう。


次に自由意志についてです。
アウグスティヌスの自由意志は『恩寵先行論に基づきある種、限定的に認められるもの』と『個人の自由意志を何よりも早く考える』という2つの極端な捉え方をされている事で知られています。

これはライブのレギュレーションに色濃く現れています。
前者の自由意志は神の国をライブハウス、イベントのルールに例えて、与えられたレギュレーション(ジャンプ、リフト、モッシュの禁止など)を遵守した上での自由意志ということです。
この場合地の国はメガメガミのライブのことで、天の国から与えられた恩寵に乗っ取り自由意志に基づく参加を認めるというものです。

メガメガミの自由意志は前者に基づいたものであるが、逆にそれ以外は寛容になっている。

例えばコールであるWorldCHAOS
本来世界を混沌に落とす=神の国と地の国を混ぜると取られてもおかしくない言葉ですが、ここでは許容されるものとなっています。

また新しい曲である『アイドルサークル』の歌詞「いつだってこんな私たちが世界を変えるんだ」
これは上で説明した今私たちのいる地の国を理想であるところの神の国に変える=自由意志を反故にしてるとも取れる発言ですが、これはいわゆる神の国からの神子としての発言ですね。

互いが互いを尊重し合う理想的な世界、ここではライブのことを指してると考えてまあ間違いないです。


以上のことからメガメガミは今後ライブを通じて地の国を天の国に近付ける任務を神の国から請け負い地の国である、現世で活動していると考えられます。