秋は「収穫」と「実り」の季節ですが、同時に“乾燥”と“気温差”が体調に影響を及ぼしやすい時期です。
東洋医学では、秋は「肺」と「大腸」が深く関わる季節とされ、呼吸器や肌のトラブル、便秘、喉の乾きなどが出やすくなると考えられています。さらに、夏の疲れを引きずったまま秋を迎えると、自律神経が乱れ、眠りが浅くなる・朝起きづらい・体が重いといった不調を感じる方も少なくありません。
■ 秋の身体に必要な「潤いの食材」
乾燥に対抗するには、体内の“潤い”を補う食材が鍵です。
東洋医学では「白い食材」が肺を潤すとされ、以下のような食材が養生におすすめです。
・れんこん、里芋、長芋
・梨、りんご
・豆腐、白ごま、はちみつ
これらは、呼吸を整え、皮膚や喉の乾燥を防ぎ、体の内側からバランスを取り戻してくれます。
また、夏に冷たい飲み物やアイスを多く摂った方は、胃腸が弱りやすい傾向にあります。
温かい汁物や根菜を取り入れ、内臓を“温めて休ませる”ことが大切です。
■ 「質の良い睡眠」で整う自律神経
秋の夜は長く、ゆっくり休息をとるのに最適な季節。
しかし現代では、スマホやエアコンの影響で自律神経が休まらず、眠りの質が低下している方が増えています。
東洋医学的には「陽の気」が落ち着き、「陰の気」が増えるこの時期は、“静”の時間を大切にすることが健康の要。
寝る1時間前には照明を落とし、呼吸を深め、ゆったりと体を整えることが、自然のリズムに沿った養生です。
■ 整骨院でできる「秋のメンテナンス」
大倉山院では、鍼灸・整体・マッサージを通じて、季節の変わり目に乱れがちな自律神経を整えるサポートを行っています。
「なんとなく疲れが抜けない」「眠りが浅い」「肌がカサつく」――そんな方は、体の内外のバランスが崩れているサインかもしれません。
鍼灸で気血の巡りを促し、深いリラックス状態をつくることで、自然と体が本来のリズムを取り戻していきます。
秋の始まりは、“無理せず・整える”がテーマです。
食と睡眠、そして体のケアを整えて、心地よい秋を過ごしていきましょう。
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